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【2024年版】エリア別海外転職に必要な初期費用を解説!

海外転職したいけどどれくらい初期費用が必要なの?

海外転職先で生活費はどれくらいかかるの?


海外転職したい人はどれくらいの費用を目安に貯めていけばよいか不安に思っている人も多いと思います。一概に初期費用といっても、各国で物価や渡航費も違います。

ただし、各エリアで必要な資金をまとめた記事があまりないのが現状です。本記事では、各エリアで必要な初期費用を徹底的に調査しましたので、その結果について解説します。

本記事では、下記がわかります。

  • 各エリアごとの海外転職初期費用
  • 海外転職時の初期費用で必要な項目
  • 各エリアごとの生活費
目次

海外転職にはどんな費用が必要?

海外転職をするということは、働く場所や生活環境が変わるためさまざまな初期費用が必要となります。具体的には、下記のような費用が必要となります。海外転職者全員が必要な費用海外転職者の一部が必要な費用の2つに分けています。

Must:海外転職者全員が必要な費用

・片道航空券の費用
・ビザ費用(代行費用含む)
・ホテル滞在費用2週間分
・海外保険費用
・食費1か月分
・日用品1か月分
・家賃1か月分

Want:海外転職者の一部が必要な費用

・荷物を海外へ送る費用(船便)
・荷物を海外へ送る費用(航空便)
・滞在先アパートのデポジット
・職場までの交通費1か月分
・娯楽費用1か月分

上記は、必要最低項目となりますので事前の準備をおすすめします!

各エリアごとの初期費用

各エリアごとに必要な初期費用をまとめています。下記の5エリアの費用をまとめていますので、希望の海外転職先の費用をご確認ください
※かっこ内は、必ずではないが一部の人に必要な費用

その他のエリアの初期費用が知りたい方は、下記のフォームからお問合せください。
お問い合わせフォーム 

  • 北米:155万円(+36.5万円)
  • 東南アジア:35万円(+25万円)
  • ヨーロッパ:90万円(+58.2万円)
  • オーストラリア:71万円(+34.2万円)

北米に海外転職する際の初期費用

アメリカやカナダに海外転職する際の初期費用の目安は、下記となります。
北米へ海外転職する際の最低初期費用:160万円

160万円の内訳は下記となっております。

費用項目かかる費用(単位:円)     
片道航空券25万
ビザ費用(代行費用、弁護士費用含む)80万
ホテル滞在費用2週間分10万
海外保険費用1年分15万
食費1か月分5万
日用品1か月分5万
家賃1か月分20万
海外転職に必要な初期費用(北米ver)


片道航空費は、25万円と設定しておりますがLCCを利用することで15万円程度に下げることもできます。また、ビザ費用は申請費用や弁護士費用などすべて含めて80万円としております。海外保険は現地で医療保険に入った場合の費用を15万円としております。

家賃1か月分は、ザンパ―ナショナルレント指数によるとアメリカの家賃の中央値は1486ドルになっているとの発表がありました。
※1ドル=140円換算で約20万円と算出
出典:ザンパーナショナルレント

一部の人は160万円に追加で下記の費用が必要

合計36.5万円(船便で荷物を送った場合)
・荷物を海外へ送る費用(船便):1.5万円/20kg
・荷物を海外へ送る費用(航空便):4.67万円/20kg
(出典:日本郵便
・滞在先アパートのデポジット:20万円
・職場までの交通費1か月分:5万円
・娯楽費用1か月分:10万円

160万円+36.5万円=196.5万円が初期費用として必要となります。191.5万円は最低限の初期費用のため、300万円程度あると安心して渡航することができます。荷物を送る際の費用は、日本郵便を参考に算出しております。

アパートのデポジットは、アメリカでは家賃1か月分となることが多いです。アメリカの家賃の中央値が20万円ですので、デポジットも20万円としております。

職場までの交通費と娯楽費用1か月分は個人差があると思いますので、仮で設定しています。必要に応じて変更いただけると、より正確な費用を算出できると思います。

東南アジアに海外転職する際の初期費用

東南アジアに海外転職する際の初期費用の目安は、下記となります。
東南アジアへ海外転職する際の最低初期費用:35万円

35万円の内訳は下記となっております。

費用項目かかる費用(単位:円)
片道航空券の費用4万
ビザ費用(代行費用含む)6万
ホテル滞在費用2週間分7万
海外保険費用1年分5万
食費1か月分3万
日用品1か月分3万
家賃1か月分8万
海外転職に必要な初期費用(東南アジアver)

片道航空券やホテルの滞在費は、平均的な費用を記載しておりますのでさらに安く抑えることも可能です。海外保険費用は、就職先で提供している保険があるかによっても異なります。また、家賃はマレーシアの1ルームコンドミニアムに住んだ場合の平均家賃を記載しています(出典:iBilik)。

一部の人は35万円に追加で下記の費用が必要

合計25万円(船便で荷物を送った場合)
・荷物を海外へ送る費用(船便):1.06万円/20kg
・荷物を海外へ送る費用(航空便):1.98万円/20kg
(出典:日本郵便
・滞在先アパートのデポジット(2か月分):16万円
・職場までの交通費1か月分:3万円
・娯楽費用1か月分:5万円

35万円+25万円=60万円が初期費用として必要となります。60万円は、必要初期費用の最低金額となりますので150万円程度あると安心して飛び立つことができます。マレーシアなどの東南アジアでは、家賃のデポジットとして2か月分を求められることが多いです。

北米と比較すると、初期費用はかなり安くなります。生活費も比較的安いですが、稼げる金額も日本や北米より低くなりますので生活費と給料のバランスを事前に考えてから渡航しましょう。

ヨーロッパに海外転職する際の初期費用

ヨーロッパに海外転職する際の初期費用の目安は、下記となります。
ヨーロッパへ海外転職する際の最低初期費用:90万円

90万円の内訳は下記となっております。

費用項目かかる費用(単位:円)
片道航空券の費用15万
ビザ費用(代行費用含む)6万
ホテル滞在費用2週間分10万
海外保険費用1年分海外保険費用1年分35万
食費1か月分5万
日用品1か月分5万
家賃1か月分14万
海外転職に必要な初期費用(ヨーロッパver)

出典:Wohnungsboerse

片道航空券とホテル滞在費は、平均的な費用を記載しておりますので記載の費用よりも安く抑えることも可能です。家賃1か月分は、ドイツの家賃1か月分を記載しております。ヨーロッパの国によって家賃は異なりますので、転職先の家賃相場を事前に調べておきましょう。

一部の人は90万円に追加で下記の費用が必要

合計58.2万円(船便で荷物を送った場合)
・荷物を海外へ送る費用(船便):1.2万円/20kg
・荷物を海外へ送る費用(航空便):3.92万円/20kg
(出典:日本郵便
・滞在先アパートのデポジット(3か月分):42万円
・職場までの交通費1か月分:5万円
・娯楽費用1か月分:10万円

90万円+58.2万円=148.2万円がヨーロッパ転職する際の初期費用として必要な費用となります。148.2万円は、必要最低限の初期費用となりますので300万円程度あると安心して渡航が可能です。

ドイツなどは家賃のデポジットとして家賃3カ月分が必要な場合も多いため、デポジット費用が高くなっています。生活費は、日本と同等または日本より少し高い国が多いです。

オーストラリアに海外転職する際の初期費用

オーストラリアに海外転職する際の初期費用の目安は、下記となります。
オーストラリアへ海外転職する際の最低初期費用:72万円

72万円の内訳は下記のようになります。

費用項目かかる費用(単位:円)
片道航空券の費用10 万
ビザ費用(代行費用含む)7万
ホテル滞在費用2週間分12万
海外保険費用1年分15万
食費1か月分5万
日用品1か月分5万
家賃1か月分18万
海外転職に必要な初期費用(オーストラリアver)

片道航空券とホテル滞在費用は、平均的な費用を記載しておりますのでLCCや格安ホテルを選択することで、安く抑えることも可能です。家賃は、シドニーでアパートを借りる場合の平均費用を記載しております。

一部の人は72万円に追加で下記の費用が必要

合計34.2万円(船便で荷物を送った場合)
・荷物を海外へ送る費用(船便):1.2万円/20kg
・荷物を海外へ送る費用(航空便):3.92万円/20kg
(出典:日本郵便
・滞在先アパートのデポジット(1か月分):18万円
・職場までの交通費1か月分:5万円
・娯楽費用1か月分:10万円

72万円+34.2万円=106.2万円がオーストラリアに海外転職する際の初期費用となります。106.2万円は最低限必要な費用となりますので、200万円程度あると安心して渡航できます。家賃の保証金は、家によって異なりますが家賃の2週間~1か月程度のことが多いです。

海外転職時の初期費用を抑えるコツ5選

海外転職には、多額の費用が必要になります。なるべく初期費用を抑えて、渡航したいと思う方もいると思います。下記では、海外転職時の初期費用を抑えるコツ5選について紹介します。

  • LCCを利用する
  • 格安ホテルに滞在する
  • 保険を提供してくれる会社に就職する
  • デポジットの少ない家を選ぶ
  • 荷物を最小限にする/輸送する場合は船便を選ぶ

LCCを利用する

海外に渡航する際に、大手航空会社を利用するのではなく、LCCを利用することで初期費用を抑えることができます。LCCとはLow Cost Carrierの省略で、日本でいうところの格安航空会社です。

LCCは、サービスを最小限に抑えることで、航空券代を安く抑えています。例えば、機内食や手荷物預かりなどはオプション料金で対応しています。また、各座席にモニターがついていない場合もあります。

LCCと大手キャリアで2倍近く料金の差があることもあるので、費用を抑えたい方にはLCCの利用がおすすめです。

格安ホテルに滞在する

渡航して現地に到着したら、まずはホテルに滞在します(家探しに関しては別記事で詳しく書きますが、ホテルに滞在しながら現地で家探しがおすすめです)。その際のホテルランクを下げることで、初期費用を抑えることができます。バックパッカーズホステルなど相部屋を選択することで、最安値で泊まれます。

一人部屋でも立地によって大きく費用が異なり、特に都心部や駅近、空港周辺のホテルは費用が高い傾向があります。連泊する場合はホテルの宿泊代金は大きな差になるので慎重に選ぶと良いでしょう。

保険を提供してくれる会社に就職する

海外で手術や入院をするなど医療費を実費で払うと、驚くほど高額になります。そういった時に必要なのが、医療保険です。
日本では国民皆保険制度といって、国民全員が漏れなく保険を利用できる制度がありますが、海外では充実していない場合がほとんどです。

しかし転職先の会社の福利厚生の一環で保険を提供してくれる場合があります。就労ビザの規定で、医療保険に必ず加入しないといけないことがあるためです。日本からの出向の場合は保険などすべて会社が手配してくれますが、現地採用の場合はそうはいきません。

民間の保険会社に自分で加入すると高くつくので、転職先を探す際に福利厚生の充実度も確認するのもポイントです。

デポジットの少ない家を選ぶ

内見をして住む家が決まれば、デポジットを支払う必要があります(日本でいう敷金のようなもの)。国によって支払うデポジットの相場は異なるので、事前にネットで調べたり不動産会社に相場を聞くと安心です。

代表国のデポジット相場

アメリカ:家賃1か月分
マレーシア:家賃2か月分
ドイツ:家賃3か月分
オーストラリア:家賃1か月

デポジットの額は、住む家によって異なります。初期費用を抑えたい人は、できるだけデポジットの安い家を探しましょう。
家探しサイトにデポジットが記載されている場合もありますし、書いていない場合はオーナーの方に聞いてみましょう。

注意が必要なのは、極端にデポジットが安い物件は治安が悪いエリアの可能性もあります。安全であることは最低条件なので、費用と安全性のバランスはしっかり確認することをおすすめします。

荷物を最小限にする/輸送する場合は船便を選ぶ

転職先に持っていく荷物は、下記の順番で考えることをおすすめします。

STEP
必要な荷物をキャリーケースにすべて詰めて預け荷物として持っていく

まずは、キャリーケースに詰めるだけ詰めて持っていきましょう。LCCを利用する場合は、預け荷物がオプション料金になることもあります。何キロかによって料金が高くなるので、事前に航空会社に確認しましょう。

STEP
必要だが緊急性のない荷物を船便で輸送する

キャリーケースに詰められない分は、船便で輸送することをおすすめします。ただし船便は発送から1~2か月ほど到着までかかるので、現地ですぐ必要でないか確認しましょう。

STEP
到着後すぐに必要な荷物を航空便で輸送する

早く到着させたい最小限の荷物は、航空便で輸送しましょう。日本からの距離にもよりますが、航空便は早く到着する分、船便の3~4倍コストがかかります。荷物を整理する際に断捨離するなど、可能な限り最小限に抑えることをおすすめします。

まとめ:海外転職する際の初期費用は35~155万円!

ここまで、海外転職する際の初期費用や費用を抑えるコツ5選について解説してきました。

海外転職する際の初期費用は下記の通りです。

  • 北米:155万円(+36.5万円)
  • 東南アジア:35万円(+25万円)
  • ヨーロッパ:90万円(+58.2万円)
  • オーストラリア:71万円(+34.2万円)

海外転職時の初期費用を抑えるコツ5選は下記の通りです。

  • LCCを利用する
  • 格安ホテルに滞在する
  • 保険を提供してくれる会社に就職する
  • デポジットの少ない家を選ぶ
  • 荷物を最小限にする/輸送する場合は船便を選ぶ

海外転職に関して不明な点がありましたら、こちらから気軽にお問合せください。

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