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留学後の海外インターンシップを徹底解説!そのまま現地就職も?

インターンシップって海外でもできるの?

ハードル高そうだけど、自分にもできるかな…

海外で仕事をしたいと思っても、いきなり現地就職するには語学力の面や経験面でも不安があります。海外では、職業体験+経験を積むためのインターンシップ制度が盛んにおこなわれています。

海外でのインターンシップは、どれくれいの語学力が必要なのか、また費用面はどれくらいかかるのかなど下記にて紹介していきます。

  • 留学主要国のインターンシップ詳細
  • 海外インターンシップまでの流れ
  • 留学中/留学後にインターンシップをするメリット、デメリット
目次

海外でインターンシップはできるの?

海外の企業には、インターンシップ制度を活用しているところが多いです。ただし、国によってインターンシップ制度が異なるので、下記で解説していきます。

  • 各国のインターンシップの基本情報
  • 海外では日本よりインターンシップが盛ん?
  • インターンで給料はもらえる?インターンにかかる費用は?

各国のインターンシップの基本情報

国によって、インターンシップの制度が異なるので、違いを下記表でまとめています。

オーストラリアカナダアメリカイギリスドイツマレーシアタイ
インターン有/無ありありありありありありあり
ビザ学生、ワーホリ、研修生学生、ワーホリ、Co-op学生(F-1)、交流訪問者(J-1)長期学生、ワーホリ(YMS)ビザなし(90日以内)、学生、ワーホリ、就労、研修、研究学生、就労観光ビザ、学生ビザ
年齢18歳以上18歳以上18歳以上18歳以上18歳以上18歳以上18歳以上
有給/無給有給or無給有給or無給有給or無給有給or無給有給or無給有給or無給有給or無給
特徴移民や観光客が多いため、フレンドリーで多国籍な環境下で働ける。時間の流れがゆったりしていて、ワークライフバランスが良い。有給インターンを含むCo-op留学あり。移民国家でインターン制度を初めて取り入れた国ということもあり、外国人に寛容な雰囲気。肉体労働や店舗スタッフだとビザが下りないため、社会人経験ないとインターン参加は厳しめ。最低でも日常会話以上の英語力が求められる。丁寧なビジネスレベルの英語力が求められる。いきなり有給は難しく、短期の無給→評価次第で、有給インターンに切り替えるパターンが多い。職業訓練という制度があり、現地のドイツ人も就職のために職業体験をすることが一般的。幅広い分野、職業でインターンがあり選択肢が広い。マレー系、中華系、インド系と多国籍国家。物価も安く、日本人が住みたい国ランキング1位。自動車業界含む日系企業が多数進出。親日&近代的で、最先端な新しいことにチャレンジしやすい環境。
各国のインターンシップ基本情報

海外でのインターンシップは、国によってビザや特徴が異なるので、自分の希望を叶えられる国はどこなのかチェックしましょう。インターンシップ後にその国でそのまま現地就職したい方は、インターンシップから就労ビザへの切り替え方法などを事前にしっかりと調べておきましょう。

海外では日本よりインターンシップが盛ん?

日本でもインターンシップは盛んですが、海外の国(特に欧米圏の国)では日本よりインターンシップが盛んです。インターンシップの目的は日本と同様で、正社員になる前に就労経験を積むことです。欧米圏では、インターンシップの文化があるのでインターンシップ受け入れ体制のある企業も多くあります。

ただし、応募パターンには2種類あります。1つ目は、日本のインターンシップ同様にインターンシップ募集している会社にお願いするパターンです。2つ目は、WEBサイトなどでインターン募集はしていないが、直接会社にインターンのお願いをするパターンです。

2つ目のパターンは、日本ではあまり見られない応募方法ですが、欧米ではよく実施されている方法です。働きたい企業があらかじめ決まっている場合は、直接会社に問い合わせをしてみましょう。

また、欧米以外でも東南アジアのタイやマレーシア、シンガポールを中心にインターンシップ求人が多いです。求人サイトindeedやインターンスタイルなどで、日本からでもインターンの求人を探すことができます。ただし、日本の求人サイトに掲載されているインターンシップの求人はかなり数が少ないので、希望の職種や会社が掲載されていない場合は、現地のサイトや直接応募を検討しましょう。

インターンで給料はもらえる?インターンにかかる費用は?

インターンシップには、有給と無給の2種類があります。その名の通り、インターンしながら給料をもらえるのが有給インターンシップで、給料をもらえないのが無給インターンシップとなります。日本では無給のインターンシップが多いですが、海外では有給のインターンシップも数多く存在しています。

例えば、カナダにはCo-op(コープ)という制度がありますが、バンクーバーでCo-opインターンをする場合は、必ず有給でインターンが可能です。バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では、Co-opのインターンは有給でなければならないという法律があるためです。有給と無給どちらも一長一短あるので、どちらが自分に合っているかを慎重に検討しましょう。

有給/無給インターンシップの特徴

□有給インターンシップ
給料をもらいながら働けるため、生計を立てやすい
・いち労働力として見られて、より負荷の高い仕事をお願いされる
□無給インターンシップ
・給料がもらえないため、生活するのが大変
・仕事をこなすことより新しい知識や技術を学ぶことに集中できる
・インターンシップ時にかかる費用は、ワーホリや学生ビザで留学する際と同程度の費用がかかる

インターンで給料はもらえる?インターンにかかる費用は?

海外インターンシップが人気の下記5か国について、各国のインターンシップ制度や特徴を解説します。

  • オーストラリア
  • カナダ
  • ドイツ
  • アメリカ
  • マレーシア

オーストラリア

オーストラリアでは、下記のようなビザでインターンシップが可能です。

オーストラリアでインターンシップが可能なビザ

・ワーホリビザ
・学生ビザ
・研修生ビザ

オーストラリアもインターンシップは盛んで、多くの人が正社員になる前にインターンシップを実施します。有給と無給インターンシップのどちらもあり、日本人にはホテルや旅行会社などホスピタリティ系のインターンが人気となっています。短期のインターンシップは無給で、長期のインターンシップは有給の傾向が高いです。

下記サイトでも、オーストラリアのインターンシップについて紹介しています。

オーストラリアのインターンシップを探す方法としては、主に下記があります。

オーストラリアでインターンシップを探す方法

・留学エージェントのプログラムに参加
・語学学校のプログラムに参加
・自分で探す

学生ビザで学校に通ってから、その就学内容を活かしたインターンシップをする人が多いです。既に日本で職歴のある人は研修生ビザを取って、インターンシップが可能です。

カナダ

カナダで最も人気のあるインターンプログラムは、Co-op(Cooperative educationの略)留学です。Co-op留学は就学+インターンができるプログラムで一般的にはカレッジで専門知識を学んでから、学んだ知識を生かしてインターン先で働くというプログラムです。

Co-opプログラムでは6か月~2年まで滞在できて、インターンシップ期間はプログラム全体の50%以下である必要があります。例えば、語学学校(2か月)、専門学校(3カ月)、インターン(3カ月)のようなスケジュールであれば可能です。

Co-op留学では、下記のような分野が日本人留学生に人気となっています。

日本人に人気なCo-op留学分野

・ビジネス系
・ホスピタリティ系
・IT/WEB系
・エアライン系
・医療/福祉系

カナダでインターンシップを希望する場合は、Co-op留学を検討してみましょう。下記の記事でも、詳細に紹介していますので興味のある方は確認してみてください。

ドイツ

ドイツもインターンシップが盛んな国の一つです。ドイツでは、若者が就職する際は、座学と実践どちらも重要だという考えがあります。そのため、実践を積むための機会として職業訓練(インターンシップ)が盛んとなっています。

また、日本のように「インターンシップ=職業体験」というとらえ方はしておらず、「インターンシップ=実践経験を積む場」という捉え方をされます。この考え方は、ドイツだけでなく欧米の国に共通する考え方で、日本と比較するとより本来の仕事に近い実践的な内容を経験できます。

ドイツでは、インターンシップをした後にその会社で働くケースが多いです。インターンシップの選考自体も、その企業で将来的に働く意思のある人が優先的に採用されるケースが多いです。また、ドイツは、ビザなしでも90日以内であればインターンシップが可能です。

ただし、ドイツは短期インターンシップより長期インターンシップが多いので、3カ月未満のインターンシップ求人数はあまり多くないかもしれません。また期間的なこともあり、有給インターンシップが多いです。ドイツでは、インターン求人が掲載されたWEBサイトから希望の求人を見つけて応募するパターンが一般的です。

アメリカ

アメリカでは、学生ビザやJ-1ビザという交流訪問者ビザでインターンシップが可能です。アメリカの学校に通ってから、インターンシップをしたい場合は学生ビザになります。OPT(Optional Practical Training:F-1という学生ビザで就学した分野と関連のある職種で企業研修する)という制度があり、下記の条件を満たす人はOPTを申請できます。

OPTを申請できる条件

1年以上フルタイムでアメリカの大学/大学院に通った学生
・パスポートの有効期限が6か月以上ある
・大学/大学院の入学許可証が有効

J-1ビザは、アメリカの学校に通う必要はありませんが、日本にいる間に研修先が決まっている必要があります。J-1ビザでは、1年~1年半アメリカでインターンシップが可能です。肉体労働や店舗スタッフはJ-1ビザの申請はできません。アメリカでインターンシップをしたい方は、学生ビザまたはJ-1ビザのどちらが自分に合っているか検討してみましょう。

下記サイトで、アメリカのインターンシップについて詳しく解説していますので興味のある方はチェックしてみてください。

マレーシア

マレーシアやタイなど東南アジアの国では、経済成長に伴って近年インターンシップも盛んになってきています。特にタイやマレーシアでは、海外からの長期インターンシップ生の受け入れも積極的に実施しています。

マレーシアには、インターンシップビザというビザがあり、インターンシップビザはSocial Visit Pass-internship(SVP-I)とProfessional Visit Pass(PVP)の2種類に分類されます。SVPは学生用のインターンビザで、インターンシップがコースの1部である場合に申請できるビザです。期間にも違いがあり、SVP-Iは最長90日まで可能であるのに対して、PVPは最長12か月まで可能です。

マレーシアインターンが欧米圏の国と大きく異なる点は、日系企業が多数あるということです。マレーシア企業に加えて、日系企業のインターン求人も複数出ているので、興味のある方は調べてみましょう。

マレーシアのインターンシップは、有給の場合が多いのも特徴です。ただし、日本と比較すると物価や給料自体が低いのでもらえる給料自体は低いので注意が必要です。インターンの申請をせずに無許可でインターンシップをすることは違法なので、インターンシップをする際は必ず事前に申請をしましょう。

海外インターンシップをする流れ

海外インターンシップをする流れは、大きく分けて下記の2種類があります。

海外インターンシップの流れ

1. 海外の学校在学中または卒業後に参加
2. 日本の大学に在学中または卒業後に参加

2.の日本の大学に在学中または卒業後に参加するパターンは、留学エージェントなどに相談して実施しましょう。インターンシップ用のビザ取得をする必要があるので、1年前など早めに計画を立ててから動きましょう。

今回は、1.の現地の大学に留学してから海外インターンシップをするパターンについて下記タイムラインにて紹介します。

STEP
渡航する国を決める
STEP
現地の大学/専門学校へ留学をする
STEP
学んでいる分野に関連する企業に連絡
STEP
受入企業にて選考/面接
STEP
採用されて会社にて就労開始

渡航する国を決める

まずは、どの国で海外留学やインターンシップをしたいかを決めましょう。国の決め方は様々ありますが、下記のような項目から自分に合った国を選ぶと良いでしょう。

渡航する国を決める基準

・費用
・気候
・日本との時差
・都市の雰囲気
・インターンシップのしやすさ
・治安

国によっては、インターンシップの難易度が高い国もあるので、総合的に見てどの国がよいのか検討しましょう。一番おすすめなのは、自分である程度2~3か国くらい行きたい国を絞って、その後に留学エージェントに相談するのがおすすめです。

インターンシップの難易度が高くない、かつ自分の行きたい国に行くことで、モチベーションを保ちながらインターンシップに参加することができます。また、カナダのCo-op留学など独自のインターンシップ制度を持っている国もあるので、下記で各国のインターンシップ制度について解説していきます。

留学する専門学校/大学へ留学をする

次に、現地の専門学校/大学への留学手続きをしましょう。インターンシップ前提で専門学校や大学に留学する場合は、複雑な手続きで失敗しないためにも留学エージェントを利用することがおすすめです。私自身、オーストラリアの語学学校のプラグラムでインターンシップを実施しました。

一部の語学学校では、インターンシッププログラムを持っているところもあります。英語を学んだ後にインターンシップを希望している方は、あらかじめインターンシッププログラムを持っている学校か調べておきましょう。

現地の専門学校や大学には、インターンシップのための無料トレーニングプログラムを持つ大学もあります。トレーニングプログラムの中では、面接や書類の書き方などを教えてくれます。インターンシップの面接や選考は誰でも不安なので、無料のインターン用プログラムがある学校に行くのがおすすめです。

学んでいる分野に関連する企業に連絡

現地の学校留学中に、学部に関連する企業にインターンシップをしたい旨を連絡しましょう。企業へは、学校ではなく個人で連絡することが多いです。たまに、学校とのコネクションが強い企業がある場合もあります。そんな時学校側から声がかけられるように、学校の講師たちと頻繁にコミュニケーションを取っておくことは重要です。

学校からの紹介では、インターンシップの採用確率が大幅に上がるので、そのようなチャンスがあれば逃さないようにしましょう。1社目で決まらない場合も多くありますが、粘り強く申し込み続けることが大事です。

受入企業にて選考/面接

書類を企業へ送った後に、連絡がこれば面接による選考に進みます。日本の就活と同じような流れで、最初に書類を企業に提出して企業側が書類の内容に興味を持ったら連絡が来ます。

面接も日本の面接と同様に簡単な自己紹介や自己アピールやこれまでの学校/会社で頑張ってきたことなどを聞かれます。面接時にほとんど毎回聞かれるような質問については、すらすら答えられるように回答を用意しておきましょう。特に、英語での面接は日本語での面接より緊張してしまうかと思います。

入念に練習しておくことで、緊張も軽減できるので、必ず万全な準備をして向かいましょう。ただし、企業側も英語が母国語ではないインターン生ということを認識しているはずですので、わからない質問についてはわからないとはっきり答えましょう。

そもそも、インターン受け入れに消極的な企業もあるので、複数社で連絡がない場合もあります。そんな時は学校の先生やキャリアセンターのスタッフの方に連絡して、アドバイスをもらいにいきましょう。特にキャリアセンターの方は、インターンや就職のために色んな経験をしている方なので、的確なアドバイスがもらえるかもしれません。

採用されて会社にて就労開始

面接は1回か2回の場合が多く、最後の面接が終わってから正式に採用するかを伝えられます。採用が伝えられたら、就業開始日時を連絡されます。開始日時に遅れないように会社に行って、就業開始となります。

学生ビザでインターンシップをすることになるので、就労時間の制限があります。会社側も認識しているとは思いますが、就労時間や給料の話をしっかりと会社の人としておきましょう。

特に、給料などの話は後になってトラブルになってしまう場合があります。インターンシップといえど、有給の場合は給料が出ているので会社の一員として自覚を持って働きましょう。真面目な業務態度で仕事に取り組むことで、その会社で正社員として働ける可能性もあります。会社にとって有益な人物と思われるように、がむしゃらに働きましょう。

海外インターンシップからそのまま現地就職は可能?

海外インターンシップから就労ビザに切り替えてそのまま就労することは可能です。ただし、国によってはインターンシップから就労ビザに切り替えるハードルがかなり高い場合もあります。インターンシップから就労ビザに切り替える流れは主に下記の通りです。

インターンシップ→就労ビザの流れ

1.学生ビザとして企業にてインターンシップ開始
2.働きぶりが認められて企業がスポンサーとなって就労ビザを発行
3.学校卒業後に学生ビザから就労ビザに切り替えてそのまま就労

インターン→直接雇用に切り替えるためには、学生ビザ→就労ビザに切り替える必要があります。就労ビザを発行するためには、企業がスポンサーとなる必要があります。企業がスポンサーになるためには、各国いろいろな条件があります。

企業がその条件を満たすためには、工数や労力が必要なことが多いです。その労力をかけても、就労ビザを発行したいと思われれば就労ビザ発行をしてもらえます。実際にインターンシップ先で就労ビザに切り替えた人も過去にはたくさんいるので、可能性はあります。

留学中/留学後に海外インターンシップをするメリット

留学中または留学後に海外インターンシップをするメリットについて下記の5つを紹介していきます。

  • 学校からインターンサポートを受けられる
  • 専門知識を学んでから働ける
  • インターンから就労ビザに切替できる場合も
  • 英語力をつけてからインターンできる
  • 海外での生活に慣れてからインターンできる

学校からインターンサポートを受けられる

まずは、留学先の学校からインターンシップを探す際のサポートを受けられるという点です。欧米圏では、就職前のインターンシップが盛んなため、専門学校や大学ではインターンシップのサポートを行っている場合が多いです。例えば、多くの学校では下記のようなアドバイスをもらえます。

インターンシップにおけるアドバイス例

・インターンシップ選考用書類の作成
・インターンシップ選考面接
・どんな企業にインターンシップするとよいか

学校と企業で良好な関係があり、学校側からインターンシップを紹介してもらえる場合もあります。日本から直接申し込んでいく方法だとインターンのサポートは受けにくいが、現地の学校に行って直接相談するとアドバイスをもらうことができます。

専門知識を学んでから働ける

専門知識を学んでから働けるのも、留学中または留学後に海外インターンシップをするメリットです。インターンは正社員ではないものの、その業界の基本的な知識がないと仕事についていけないこともあります。インターンシップ先で働いているけれど、知識不十分でつらく辞めたいという状態を避けるためにも専門知識をつけておくことはとても重要です。

また、専門知識がないことで大した就労経験を積むことができず、インターンシップ後に何を学んだかわからないという場合もあります。すでに、日本で専門知識を学んでいる場合は現地学校へ入学しなくてもいいです。ただし、日本で学んだこととその国で学ぶことには、その国の風習や文化から多少異なることもあるので注意してください。

時間とお金が許すのであれば、現地で2年の専門学校に通ってからインターンシップすることがおすすめです。現地の専門学校で学ぶことによって、働くのに必要な知識を効率的に得られてインターンシップでの経験が身につきやすいです。業界の知識や専門知識はないけどインターンシップをしたい人は、専門学校や大学経由でインターンシップをすることがおすすめです。

英語力をつけてからインターンできる

現地の専門学校や大学で英語力を伸ばすこともできます。現地の学校では、もちろん英語で授業を受け、クラスメートとの会話も英語になるので英語力が必然と伸びます。海外インターンシップをするうえで、最低限の英語力は必要となります。

英語力がないと、働く以前に職場の人とのコミュニケーションもままならないです。特にお客さんと直接話すインターンシップ先では、より高い英語力が必要です。日本で専門知識はつけたけど、英語力がないという人は現地で学校に行くことで英語力を伸ばすことができます。

英語力だけ伸ばしたい人は、専門学校や大学ではなく語学学校に数か月通ってからインターンシップをすることも可能です。専門知識がない人は、現地の専門学校や大学に通うことで、専門知識と英語の両方を学ぶことができるので、専門学校/大学経由インターンシップがおすすめです。

海外での生活に慣れてからインターンできる

現地の専門学校や大学に行ってからインターンシップをすることで、現地の雰囲気や生活に慣れてからインターンシップができます。見落としがちですが、現地での生活に慣れておくことは意外と重要です。海外に渡航していきなりインターンシップをすることも可能ですが、緊張や不安がある中で生活基盤が安定していないとストレスが溜まっていってしまいます。例えば、下記のような内容は現地にしばらく住んでいることでだんだんわかってきます。

現地に住んでわかること

・家賃を含む物価
・公共交通機関の使い方
・便利な店舗や安いスーパー
・土地勘
・現地のコミュニティ

上記のようなことを知ってからインターンシップをすることで、生活のストレスは最小限に抑えることができます。生活スタイルは変えずにインターンシップに挑むことで、インターンシップに集中でき、効果を最大化することができます。

インターンから就労ビザに切替できる場合も

インターンシップから就労ビザに切替できる場合があります。留学中または留学後にインターンシップをするメリットではなく、学校を経由せず直接インターンシップをすること自体のメリットです。しかし日本から直接就労ビザを取得して海外に渡航することが難しい国もあるので、事前に確認してください。

まずは、比較的ハードルの低いインターンシップから始めて働きぶりが認めてもらえれば、企業側が就労ビザを発行したいと思ってくれるかもしれません。インターンシップ先の企業にとって有益な人物でかつ辞められたら困るというような存在を目指して頑張りましょう。その努力が結果的に、就労ビザを勝ち取ることにつながります。

インターンシップ先の企業の同僚と話す機会があれば、インターンシップから就労ビザに切り替わった人がいるか確認してみましょう。もし過去に前例があれば、自分もインターンシップから就労ビザに切り替えられる可能性が出てくるかもしれません。

留学中/留学後に海外インターンシップをするデメリット

つぎは、逆に留学中または留学後に海外インターンシップをするデメリットを3つ紹介します。

  • インターンシップするまでに時間がかかる
  • 費用がかかる
  • 自分の希望職種でインターンできないかも

インターンシップするまでに時間がかかる

最大のデメリットは、インターンシップをするまでに時間がかかることです。専門学校や大学に通ってからインターンシップをする場合、一定期間は専門知識を学んでからやっと参加することになります。例えば2年間の専門学校であれば、1年目は専門知識を学んで2年目から学校に通いながらインターンシップをするなどです。卒業を待ってからインターンシップをするとなると、2~4年程度の期間が必要になります。

専門学校や大学在学中にインターンシップをできる国は比較的多いです。アメリカなどはインターンシップの期間が制限されていたりするので、事前に確認が必要ですが在学中にインターンシップできる場合は積極的にインターンシップするのがおすすめです。

インターンシップの経験は、現地で就職するにしても日本で就職するにしてもきっと役立つ経験となります。かけられる時間は人によって異なると思うので、すぐにでもインターンシップをしたいという方は留学せずに直接インターンシップに申し込みましょう

ただし、直接インターンシップに申し込む際は、依頼するエージェントが本当に問題ないか、本当に希望している職種なのか、給料や住む場所に問題ないかなど注意を払いながら慎重に申し込みましょう。実際インターンシップをやってみたら、希望と違ったということがないように気をつけてください。

費用がかかる

留学してからインターンシップする場合、留学費用を支払う必要があるので、費用がかかってしまいます。アジアの学校は日本より安いことが多いが、欧米圏の大学や専門学校に行く場合は日本の大学/専門学校より高い費用を支払う必要があります。例えば、アメリカの専門学校や大学の学費は下記のようになっています。

アメリカの専門学校/大学の学費目安

・公立4年制カレッジ/大学:$25,620/年
・私立4年制カレッジ/大学:$34,710/年
(出典:U.S. News & World Report

アメリカでは、日本の大学や専門学校と比較しても学費がかなり高額となります。アメリカ以外の欧米圏はアメリカよりは安価な国が多いが、日本の学費と比較すると高額になるケースが多いです。その費用をかけてもインターンシップや海外での就職をしたいのか、それともその費用を払う価値のないものなのかは人によって価値観が異なります。

私個人的には、留学はインターンシップ以外にも得られるものが多かったので、高い費用を払ってでも行ってよかったと感じています。

自分の希望職種でインターンできないかも

インターンシップは必ずしも自分の希望している職種で出来るとは限らないです。留学後にインターンシップをする場合も、日本から直接インターンシップを申し込む場合もどちらともにいえます。

高額な費用を支払って留学しても、自分の希望職種でインターンシップができなくてショックを受ける可能性もあります。そんなショックを受けないためにも、事前確認や留学中に努力をしておきましょう。例えば、留学前に下記のような内容を学校へ問い合わせることができます。

留学先の学校にインターン前に確認したいこと

・どんな職種やどんな企業にインターンシップをしていることが多いのか
・どんなサポートを受けられるのか
・インターンシップにはどんな能力が必要か

すべて答えてくれるかはわかりませんが、不安や疑問に思ったことは事前に確認しておくことで少しでも不安解消になります。また、学校側の回答によってどの学校に留学するか決める基準にもなります。留学中に努力することで希望職種で働ける可能性が高くなるかもしれません。

例えば、英語力をできるだけ上げたり、インターンシップ先でも通用する実技の授業を積極的に取り組むなどです。希望職種に就ける可能性を少しでも上げるためにできることはすべてしましょう。

海外インターンシップに関するQ&A

海外でのインターンシップには、どの程度英語力が必要?

英語圏ならTOEIC700点、アジア圏なら550点以上が最低限必要な英語力の目安になります。主にTOEICで測れるリスニングやリーディングスキルだけではなく、会話のキャッチボールである英会話力がポイントです。TOEICのスコアが800点以上でも英会話ができないとインターンの難易度は高くなります。しかし英会話力はあるに越したことはないですが、それよりも志望動機ややる気が大事です。笑顔でアイコンタクトを取りながら、言葉が出てこなくても伝えようとする姿勢を見てくれる場合もあります。

社会人からでも海外インターンできる?

社会人からでも海外インターンはできます。一度社会人を経験し、違う分野で働いてみたいという方にとっては、新しい分野の知識を学び、その業界や職種でインターンができるとジョブチェンジしやすいです。学校など通わず知識がない状態でいきなりインターンはハードルが高いため、知識がない分野ならまず学校から通いましょう。

必ず希望した職種でインターンできる?

必ず希望する職種でインターンができるとは限りません。そもそも全ての企業でインターンをしているわけではないためです。希望する業界や企業がインターン自体をしているか、またインターンとして採用されるかは有給や無給、英語力などの条件にも左右されます。インターネットにインターンの情報が載っているか、もしくはすでに学校に通ってる場合は学校にインターン情報を問い合わせてみるのがおすすめです。

短期か長期どっちのインターンがよい?

経済的・時間的に許されるのであれば、長期のインターンシップがおすすめです。短期の方がとっつきやすく英語力のハードルも低いですが、経験を積むという点においては短期だと物足りない印象があります。長期のインターンシップだと簡単な業務以外にも任せてもらえる業務の幅が広がりますし、その後の就労ビザに繋げたい人はコネクション的な意味でも信頼を勝ち取りやすいです。

海外インターンシップは意味ある?

海外インターンシップはもちろん意味があります。どういう目的で参加するかにもよりますが、学生・社会人問わず海外の会社で働いてみることはいい経験になります。しかし海外インターンシップを意味あるものにするためには、①しっかり目的意識を持って参加する ②主体的、積極的に行動する ③事前に可能な限り英語を勉強しておく の3点が大事です。

インターンにはどれくらいの費用がかかる?

海外留学から現地就職を目指す場合の費用と大きくは変わらない場合が多いので、下記記事を参考にしてください。

まとめ:インターンから現地就職を目指そう!

ここまで、海外のインターンシップについて細かく解説してきました。

海外留学後にインターンシップをする流れは、下記となります。

  • 渡航する国を決める
  • 現地の大学/専門学校へ留学する
  • 学んでいる分野に関連する企業に連絡
  • 受入企業にて選考/面接
  • 採用された企業にてインターン開始

渡航する国を決める流れは、下記となります。

  • 費用
  • 気候
  • 日本との時差
  • 都市の雰囲気
  • インターンシップのしやすさ
  • 治安

留学中、留学後にインターンシップをするメリットは、下記の通りです。

  • 学校からインターンサポートを受けられる
  • 専門知識を学んでから働ける
  • インターンから就労ビザに切替できる場合も
  • 英語力をつけてからインターンできる
  • 海外での生活に慣れてからインターンできる

留学中、留学後にインターンシップをするデメリットは、下記の通りです。

  • インターンシップするまでに時間がかかる
  • 費用がかかる
  • 自分の希望職種でインターンできないかも

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